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朝日農場
八ヶ岳山麓の高原野菜農家
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レタスと白菜の生産
朝日農場は、レタスと白菜を栽培する農家です。主な仕事として、以下のようなものがあります。
石拾い(3月〜4月)
野辺山高原は、大昔八ヶ岳が噴火した時の火山灰によって作られました。水はけが良い良質な土壌である一方で、土の中には石が含まれています。こうした石を取り除くのが石拾いです。朝日農場は、近隣の農家も珍しいストーンピッカーを導入しています。ストーンピッカーは、トラクターに取り付ける機械で、これを取り付けた状態でトラクターで畑の中を走るだけで多くの石を拾ってくれます。そのため、朝日農場では石拾いの労力は格段に少ないものとなっています。しかし、機械では小さい石を取ることができないため、そういった石は人手で取り除いています。
土壌改良(3月〜4月)
野菜は土の中の栄養を吸収して大きくなります。毎年たくさんの栄養豊富なレタスや白菜をお届けするには肥料が欠かせません。肥料はトラクターを使ってまっさらな土の上に撒きます。滅多にありませんが、野菜が生育していく中で肥料が足りないと判断した時は人手で野菜1つ1つに肥料を与えることもあります。肥料を撒いた後は、トラクターにロータリーをつけて肥料と土を攪拌します。
育苗(3月〜8月)
レタスや白菜の種を直接畑に蒔くと発芽にバラツキが生じてしまいます。そのため、ポットと呼ばれる縦横1cm深さ3cm程度の容器で1つに1粒ずつ種を蒔きます。種を蒔いたポットは温度管理のできるハウスの中で約1ヶ月間育て、3〜4cmの大きさになるまで育てます。
マルチ張り(4月〜5月)
土壌改良の後は、土壌地温の安定、草が生えることの防止、害虫の発生防止を目的として、マルチを張ります。まず、トラクターでウネを作り、その上にマルチを張ります。マルチを張り終えたら、苗を植えるための穴をマルチに開けます。
苗植え(5月〜8月)
ハウスで育てた苗を1つずつマルチに植えていきます。近年の農業は機械化が進んでいますが、苗植えは機械が無いため人手で行わなければいけません。人手が必要になるところです。ポットから苗を取り出し、畑に植えるだけの作業ですが、浅すぎでも深すぎでも枯れてしまうので、気をつけて植える必要があります。
害虫駆除、病気の防止(5月〜10月)
野菜が害虫や病気に冒されないようには農薬を全て止めてしまうことは困難ですが、朝日農場では農薬の散布日、散布量を記録し過剰な農薬の散布を防止しています。さらに、出荷の2週間前からは農薬の散布を止めています。より安心して野菜を食べていただくための取り組みです。
出荷(6月〜10月)
大切に育てたレタスや白菜が大きくなったら、いよいよ出荷です。野辺山高原は涼しい場所ですが、炎天下での肉体労働は大変です。そこで、朝日農場では朝の5時から仕事を始めています。出荷の仕事は大きく分けて3種類の係があります。1つ目、はレタス・白菜を切る係、2つ目は、レタスや白菜を箱に詰める係、3つ目は箱をトラクターに積む係です。肉体的にはトラクターに積む係が一番大変です。ひと夏働くとムキムキになれることでしょう。他の係も積み込み係ほどではありませんが、体力を使います。また、 商品を傷つけないような繊細な取り扱いが求められます。
その他
草取りや野菜を育てた後のマルチの回収などの作業があります。
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